ピエゾメーター

I境界面にタッピングを施し、十分に長いチューブを接続すると、液体はチューブ内を上昇し、大気圧と平衡状態になります。液体本体内の圧力は、液柱の垂直高さで表されます。明らかに、この装置は中程度の圧力にのみ適しており、そうでなければ、ピエゾメーターチューブ内の液体が上昇しすぎて、測定が困難になります。

図6.圧力測定装置

液体が流れている状態では、ピエゾメータのタッピングは直径3mm以下で、境界面と面一である必要があります。精度を高めるために、ピエゾメータリングを取り付けることができます。ピエゾメータリングは、パイプを囲む環状のチャンバーと、等間隔に配置された複数のタッピングによってパイプに接続された構造です。

圧力計

マノメーター原理は上記と同じですが、管が長すぎることによる問題は、混和しない液体を入れたU字管を取り付けることで解決できます。水銀（比重13.6）は、水圧測定に通常用いられるマノメーターの液体です。管内のゲージ圧pは次式で表されます。

どこ

h = 2つの肢における圧力計の液体のレベル差、

z = パイプ側のリムのメニスカス上のパイプ中心線の高さ、および

w、wm = それぞれパイプとマノメータ内の液体の比質量。

メニスカスの位置が変動するため、直接校正することはできません。しかし、パイプ側のリムを大きく拡大し、メニスカスの高さをほぼ一定に保つことで校正が可能になります。圧力は、もう一方のリムに取り付けられた目盛りで読み取ることができます。

F図7. 差圧計

配管流量の定量評価は、多くの場合、近接する取出し口間の圧力差の測定に基づいて行われます。差圧計（図7）が用いられ、圧力計の液体は通常水銀です。圧力差が小さい場合は、より軽い非混和性の液体を使用することで、より正確な結果が得られます。

圧力差pt-pziは次のように与えられる。

ここで、記号は式6と同じ意味を持ちます。パイプが水平の場合アル、

商業および研究室での実践の特定のニーズを満たすために、より複雑な性質の差圧圧力計が考案されました。